お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

魔法

お疲れモードのようで、食欲もなく、朝から素麺に納豆、スイカ。夏バテの人のような朝ごはん。

12時半から歯医者なのに、その前に生協さんもくるのに、朝食がすんでもジャージのまま床に転がっている。

誰かに振り回されるって・・・・幸せなことだな。

ふとそう思った。

生きているからできるんだ。体が動くからできるんだ。

繋がりがあるからできるんだ。

この疲労感すらも、一丁前になったようでどこか誇らしい。

 

エンジンがかからないので、マニュキアを塗った。300円ショップで買った透明な桜貝色したのを、足と手の指に塗ってみた。

いつぶりだろう。

何年ぶりだろう。息子を産んでから、もしかしたら初めてかもしれない。

相変わらず不器用だな。右の指の方が少し、よれて濃くなった。

足と手の先にランプがついた。

ピカピカと光ってる。

指が笑っているみたいだ。

 

かかとにしっかりクリームを塗って、黒いサンダルを履いて歯医者に行った。

スカートにサンダル。

自分がちょっと素敵な人になったような気になる。何か仕草をするたびに目に入るピカピカ。

素敵な奥さん気分になったので、お惣菜を買うのはやめた。

肉じゃがを作った。ちくわの磯辺焼きと鯖のみりん干しに大根と油揚のお味噌汁。冷奴とトマト。

 

マニュキュア魔力で1日が違う1日になった。