お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

私はこんなもん

午後、本をずっと読む。昨日買った本、読みかけでもともと持っていた本、並行して読む。

最近なんとなくわかってきたこと。

私は、自分がもっと何者かになれるんじゃないか、努力さえすれば、もっと伸び代があるんじゃないかとぼんやり考えていた。肝心の努力も何もしていないくせに、自分に夢ばかり持っている子供のようだった。

たいしたことないな、私は。

今、すっきりとそう思う。それは諦めでなく、しっかり見極め納得いった爽快感。

何者でもない、何者にもならない、ただの、私。それが、私の選んだ道なのだ。

何になろうとしていたのか、自分でもよくわからないがいつも、今の自分に違和感を感じ、こんなんじゃない、私はこんなもんじゃないんだと焦っていた。

自分の道を歩きながらいつもキョロキョロと空を遠くを地面を気を散らす。

それこそが私。

多分、このまま、日常を繰り返すだけで埋れて終わって行くことへの恐怖を感じていたのかもしれない。

死をいつも隣り合わせに考えているからかもしれない。

それが、私。

そしてそれがらしい、私。

何者にもならず、平凡で埋れてしまいそうな一人の人だが、他にこんなしちめんどくさい奴はいない。

貴重で特殊でユニークで妙な何者でもない、私。

いよいよ、人と自分を比べることにさよならする時期に入ってきたようだ。