お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

眠気に包まれて

春の陽気の眠気と疲労で頭がぼんやり。

日向でぼんやりしていると1日、そこで終わってしまいそうで、ノロノロと取りあえず日課の散歩のノルマだけこなしに外に出た。

ノルマ。違う。結局歩くとメリハリが出て、1日の終わりが穏やかに迎えられる。多少しんどくても外に出たほうがいい。と知っているから、行くのだ。

歩きながら寝ちゃいそうだ。そのへんのベンチに腰掛けたら立ち上がれない。夜中に目覚めてトイレに行くときのような頭の感じ。緑道には車が入ってこないのでタラタラと緊張感ゼロで歩く。それも花見の酔いが回った散歩のようで心地よい。

午後2時の陽射し。小学校から団体下校する一年生。旗を持って誘導する先生。料理屋の油の匂い。ケーキ屋さんのバターの香り。舞い散る花びら。工事中のおじさんたちのお茶の時間。

やっぱり出てきたよかった。

いつものコースの半分くらいまでくるとゴールが見えてきてホッとする。重たい頭も次第にスッキリしてきた。

ブックオフに寄り道。何か買おうと思っちゃいけない。いい出会いの本があれば、買おう。

店内は駒澤大学の学生たちがいらなくなった教科書を売り、今年度の必要なものを買いにきていた。彼ら専門のコーナーができている。

やっぱり今日はピンとくるものがないなぁ。

漫画コーナーを流して帰ろう。

漫画も詳しくないのでどれが面白いのか勘が働かない。若い子に人気の恋愛ものは今ひとつエネルギーがいる。なんかこうまったりとほのぼのしたものがいい。

・・・見つけた。

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奥さんに死なれちゃった山田さんが子猫と暮らす、ただそれだけの日常がぬくぬく。

このおじさんが、かわいい。こういうのが好き。この強烈さのない世界。

100円。二巻まであったので豪快に二冊購入。
 もう一つ購入。これは迎えくる色々に対して軽く向き合っておこうと思って。こっちは今日は読まない。ゆるく向き合って行こう。

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親をどうする? 小林裕美子 実業之日本社

店を出て、背中に傾きはじめたお日様しょって、八百屋で100円になっていたイチゴを2パック。ジャムにしよう。

ほらほら。やっぱり出てきてよかった。

帰ってお茶を入れ、お菓子を持って二階にあがる。

漫画を広げてド派手なベッドにゴロン。

 

眠気とコーヒーとお菓子と漫画。

幸せ。

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