お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

大丈夫、ビビるな。

顔が丸くなったと言われた。

私は病気をしてから痩せてしまって戻っていないので、それはいいことなのに、なぜか気にする。太ったのかな、私。

最近、疲れた疲れたと言いながらチョコにアイスにおせんべいにと食事の合間に口にしていたけれど、そのときは「どうせ太った方がいいんだから、食べよ」と対して罪悪感も持っていなかった。

それがどうだろう、いざ、他人に「顔が丸くなったね」と言われると、明らかに動揺している自分がいる。その人はただ、印象として言っただけなのになぜ、こんなに引っかかるのか。

洗脳って怖い。

太る、はいけないことっていう思い込みがまずあって、そこに(ただし、いまの私は体力を戻すためにももう少し体重つけた方がいい)が補足としてあるということだ。

息子にあれだけ勢い込んで持論を展開しておいて、自分こそ、どうなんだ。

意識して体重計には乗らないでいたのもそういうことだろう。数字としてじわじわ増えていくのは、やはり恐怖なのだ。

不思議だ。本当に不思議だ。これだけわかっていながらどうして人の言葉に反応するのか。自分軸が弱い。

 

もっともっと突き抜けた私になろう。

私があって、人がいる。

誰の言葉もそのまま受け取り、拒否も拒絶もしない、振り回されない私になりたい。

そんな生き方でいいのか。

そんな体型でいいのか。

そんなんじゃダメよ。そんなのおかしいよ。どうにかするべきよ。あなたのためを思って言っているのよ。直しなさい。気をつけた方がいいよ。

そんな本読んでるの。そんなテレビみてるの。そんな子育てでいいの。そんな妻でいいの。

いいんです。

いいんです。この体の持ち主は私です。

いいんです。この人生の主人公は私です。

 

いろいろ感想やアドバイスを言う人達に疲れて自分を閉鎖していた時期があった。

消耗したくなくて、凪のような日々を過ごしていたくて電話もラインも一切応答せず家に閉じこもっていた日々。

あの頃から私はだいぶ強くなった。

これからも強くなっていく。

少しずつ。少しづつ。小さく小さく変わっていく。

周りの人たちは敵じゃ無い。

動揺してぶれる弱さが私の本当の敵。

見つけたぞ、お前だな。私を苦しめてきたのは。

消えろ!いちいち人と比べて自分自身をビクビクさせようとする私の中のええかっこしいの弱虫め!

 

はい、消えた。

もう、消した。

怖いものは もう いない。

私の住む世の中は愛で満ちているところ。

みんなみんな、優しい。

 

私は、今日もおやつを食べる。

おせんべいとアイスクリーム。

私の中の私の神様が「大丈夫、ビビるな、ワシが不幸にはしないから。そのまま、進め」と言ってるのが聞こえたきがしたからさ。