お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

素直に生きよう

新しい掃除機を手に入れてから、ほぼ毎日掃除機をかけている。

台所をするときに床に葉っぱが散らかろうが、パン粉や小麦粉を溢そうが、きにすることなくガンガン調理を進める。

これまではあとで掃除するのが億劫なので、ちょっとこぼしてはその度に拾い、雑巾で拭くという、実に効率も頭も悪いやり方で台所仕事をしていた。

自ずと、料理もちまちまとした作業でするので、作っていても豪快感がなく、勢いもなかった。

今はむしろ、作業がすんでから一気に綺麗にするのが楽しみで、心置きなく汚しているから楽しい。はみ出していい料理ってこんなに気持ちよかったんだと、今更ながら思う。

自分の勝手な決まりごとに縛られて制限を設けて楽しくなくしていたのは、生き方もそうかもしれない。

衝突や非難を嫌がって、自分でここまでと枠を作り、その中で楽しんでいた。楽しんでいるつもりだったし、十分満足していた。

けれども、最近、あらゆる方向で開き直りつつある私は、やっちゃいけないことって、ある?と思い始めている。

欲しければ買えばいい。嫌なら断ればいい。やりたくないなら休めばいい。頭にきたら怒ればいい。そうやって自分を甘やかしていると不思議と義務感でなく、家事も家族のための仕事も、やりたくなってくる。

人ってうまくできているのだ。

体と心に素直に反応している方が自分を好きになる。

楽しくなる。

そして、自分に甘いと人にも甘くなる。

 

何かになろうとしない。

成果を残そうとしない。

誰かが言ってた通り。道はあとからついてくる。

そして、評価はもう、いらない。