お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

なんちゃってのパン

木曜日の朝は好き。息子が午後からなので寝坊ができる。

目覚ましがわりのラジオが4時半につく。ベッドを降りて、ホットカーペットにスイッチを入れて羽毛布団をずりずり引き摺り下ろして、今度は床に寝転ぶ。

朝陽が入るようにカーテンを開けて寝る窓から空が見える。

ぼんやりした頭でぬくぬくしながらラジオを聴くこの時間。幸せだなぁ。

 

朝の散歩をやめて今朝はパンを焼く。発酵させないこねて焼くだけの小麦粉のお菓子のようなパン生地にこの前作った小豆あんを詰める。たっぷりしたのを作りたくて、餡子をたくさん入れたら破けた。一生懸命くっつけて白ごまを振ってごまかす。

190度で20分。

ちゃんとしたパンじゃないのに、台所にはちゃんとしたパンの香りが立ち込める。

昨日のシチューを温めて、冬の朝ごはん。

 

たまぁにこういうことをすると、すごく贅沢な朝のなかに自分が溶け込んでいるような気がして、ちょっと得意になる。