夜中の絶叫
懐かし〜い🎵 傷みだーわ♪ ずっと前に〜忘れていた〜🎵
・・・・。
久しぶりに息子に絶叫して怒鳴りました。夜中の2時に。
出先から「気持ち悪い、冷や汗が出てる」と言って帰ってきて夕飯もいらないと言っておきながら、リビングでテレビをつけながら寝ている。お風呂も入っていない。
風邪をひく。寝坊すると明日は一限。テスト前で欠席遅刻もするわけにいかないと自分で言っていた・・・この深く寝入った息子をこれから起こして二階に行かせるのは・・・めんどくさい・・・。
そして、私は、眠いのだ。とても。
案の定、息子の眠りは深く、一度や二度、声をかけただけでは起きず、起きても寝ぼけていて訳の分からないことを言う。しばらくして正気になってきても今度は変な意地を張って「なんで二階で寝ないといけないんだ」と言い出す始末。
いつもなら「言うだけのことは言った。あとは自分で責任を取りなさいよ」と放って寝てしまうが、実はこの息子、一度は諦めた転科試験を受けることにした。そしてこの一夜が明けた翌日、いよいよ願書を出す。
親なら当然だが、この数日、実に私は根気よく彼の迷いと不安と葛藤に付き合った。決心したと思うと迷う。思いとどまるのかと思えばまた、くすぶり出す。できるだけ突き放して見守ったつもりだが、やはり、心は一緒に揺さぶられた。
夫が戻ってきての家族会議。
散々、周りを巻き込んで相談しておきながら、寝ぼけて口からでた一言。
「俺がどうしようと勝手だろ」。
カッチーン。
もう知らないっ!
・・・と言ってしまえば、後で自分が後悔する。もはや彼のためではない。自分の心の安定のために私は絶叫を繰り返した。
「ほらっつ、いい加減にしてよっ、ほ〜らっ。もうっ。起きて二階にいって!」
ドアを開け、廊下の冷たい空気をリビングに流し込み、部屋から追い出した後、すっかり興奮状態の自分を鎮めるため、ホットワインにお砂糖を溶かして飲んで寝た。
今朝。あぁ。この怒った後の嫌な感じ。大学生になってもまだあるとは。
息子も覚えているくせに、おとなしく、黙って食事をとる。
でも、懐かしい。中学生の頃、この重っくるしい空気の朝を何度迎えたことだろう。
いつか、今朝のこの日のことも「大学生にもなってさ。あったよね」と思う日がまた来るんだろうな。
昨夜の絶叫も、もう笑える思い出になっている。