草むしり
少し気温が下がって楽になった。
微熱も下がった。体が秋にシフト完了したのかもしれない。
夏にやり残したことをした。芝刈りと納戸の本棚の整理。
芝を刈り、雑草を抜く。いつも思うのだが、私が雑草と決めて、抜く。可愛い花がチュンと小さく咲いていると、つい、除けて残す。
私の一瞬のえこひいきで、引っこ抜かれて死んでしまう草と、生き残る草が分かれる。
だからなんだと言えば、それまでだけど、そういうこともあるよな。つい、可愛いからってこと。花でも子供でも、生徒でも、年寄りでも。
だからって可愛がられようとするのは自然のものはしない。潔い。
私も可愛がられる人になるのではなくて、自分の葉っぱを伸ばそう。
引っこ抜かれることにビクビクしないで。
最後の瞬間まで、ビクビクしないで葉っぱを伸ばそう。
自分で勝手に切ってきた枝葉を伸び放題にして、幹も太く太く。
引っこ抜こうと思っても抜けないくらいに根を張って。
図太く。