リンゴを煮る
リンゴを二人の方からそれぞれ箱でいただいた。ご近所に配っても毎日朝に晩に食べてもおいつかない。
よし。煮よう。
一つ320グラムの大きなリンゴ4つに、少なめの甜菜糖、まずは150グラム。大匙4杯の呼び水、ちょっとの塩。
グツグツしたらコトコトに切り替えてじっくり時間をかけて煮た。
あーぶくたったぁ煮えたったぁ♪煮えたかどうだか食べてみよ。ムシャムシャムシャ。
あれは小豆を煮るという遊び歌だったっけ。
まだ煮えない。と言って、また歌って輪になって回る。真ん中に一人しゃがんで、そのまわりを手をつないで回る。ムシャムシャムシャ。のときに、中に座っている子の頭をみんなで揉むのが面白くてわざと髪の毛をモシャモシャにさせた。
そんなことを思い出しながらなんども鍋を開けては上下かき回し、味見する。
まだ足りない♪砂糖を足す。
りーんごたったぁ煮え立ったぁ。あまぁくなったか食べてみよ。
・・・まだ足りない♪
何度も何度も味見をしているうちに口が甘たるくなってきた。多すぎたら取り返しがつかないと、少なめに入れたので3回、追加した。
シナモンをたっぷりかけて、レモン汁を回しかける。
シナモンの香りでたちまち、手の込んだ風の匂いが台所に立ち込めた。
お鍋に火をかけていた部屋はあたたかい。
ジャムの空き瓶に4つできた。
一つは母に、一つは近所の友達に。
あとはホットケーキミックスでリンゴケーキにしよう。
冷凍パイシートでアップルパイもいいなぁ。