ダンボール
今朝、ダンボールを回収する日なので、出してきた。
溜まりにたまった、大量のダンボール。夏に買った熱中対策水の箱、たった3冊の本を頼んでも、空間の方が多いくらいの梱包で来ちゃうアマゾンの箱たち。無印の机の箱。
小さな箱は届くたびに、潰して家の裏に置いておいた。無印のは二階のトイレ脇の通路に置いたままだった。
「次の回収日には出さないとな」
初めのうちはそう思っていたのに、雨だの、しんどいだの、寝坊したのと、機会を逃すにつれ、次第にこれらのダンボールが景色と化してくる。
ま、いいや、まだ少ないし、そう邪魔にならないし。
そうやってずるずる、出さずにいると、その合間にちょこっとちょこっと、また小さな小包が届く。小さかったダンボールのスペースがじわじわ広がっていく。
こうやって、ある日、気がつくと、出すの億劫になるほど溜まるのか・・・。
何度かの雨に濡れ、台風を乗り越え、また乾いてヨレヨレになったダンボールが私を追い詰め始めていた。
えいっ。
寝ぼけたまま、思考を停止して、機械的にまとめる。
無印の大きなダンボール箱を潰したものに、外の小さな箱の潰れたものを挟んで、ぐいぐい押し込んで一つにする。
門の外に持って行く。早朝一番乗りかな。
ゴミを出すとき、他にまだ出していないと、あれ、今日じゃなかったっけと不安になる。資源ごみのときは特にそう。
よかった。誰か、もう出してた。
そこに一緒に置いて家に戻る。
あぁ・・・・。
こんなに気持ちがすっきりするなんて。
大仕事を成し遂げた気分。
あ、今日は古新聞、雑誌もだ。
・・・・・。
いいや。まだそう溜まってないし。
来週にしよう。
そうしよう。