お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

内緒のおまけ

熱、下がらず。微熱なので、またしても気がつくのが夕方になってからだった。

計ったとたん、なんか、だめぇっとなってしまった。ただの眠気だと思っていたのに。

息子が夏期休暇の課題が終わり、今日はお台場にディズニーの展覧会に行った。

「なんか買ってきてほしいものあれば買ってきてやるよ。ネットで売ってるグッズが載ってるから見てごらんよ」

あら、嬉しい。と一瞬。よく聞けば、お金を預かって持っていく委託であった。

今晩は、母が息子に夕飯を奢ってやることになっている。なんでも新宿の天麩羅屋に連れて行ってくれるらしい。

「2000円預けるからさ、この650円の豆皿、3枚買ってきてよ。二つをおばあちゃんに、君からということでいいから、お土産にあげてよ」

息子は約束通り、買ってきた。自分にもいくつか買っていた。母のところに持っていくと彼が思っていた以上に、大喜びしたという。

「おじいちゃんに見せなくちゃって、仏壇にあげてたよ」

息子もあまりの喜びように舞台裏を言えなかったと頭をかく。

「その方がいい。夢を壊すでない」

買ってきた鯖寿司につけた、敬老の日のおまけ。