お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

歩き始めたばかり

私が何か強い力で変わっていくのを感じる。

今日の熱もそう。今日は薬を飲まず、ぼんやりしたままこの身体に浸って過ごしている。時間がゆっくり過ぎ、心も忙しくない。

これまでの私なら、自分のアクシデントを帳消しにしたくて、一日の中でなんとか通常運転に戻そうともがいた。あえて、買い物にも行き、あえて、揚げ物なんかして、あえて、念入りに掃除をした。そして、安心するのだ。ちゃんとやれた。一見、今日の私はいつも通りだったと自分で自分の体裁を繕った。

自分に過剰反応していたのかもしれない。

ちゃんとしてるか、ちゃんとしていたか、これでいいのか、私はちゃんとしているか。

右手右足一緒に出ているような生き方をずっとしていたんだと思う。

この前、先生に言った。

「なんか、疲れちゃって。もう、修行みたいに生きるのやめようと思うんです。怖いけど」

先生はいいんじゃないですかと言った。私の心境がそうなってきたのは、いい方向に変化しているんだと思うよと言ってくれた。

それを聞いても、先生に宣言しても、なかなか日常はパキッと変わっていかないけれど。いい方向に進んでるとも確信がないけれど。

ゆっくりゆっくり気楽に無責任に向かっているような気がする。

調子に乗っていないか、いい気になっていないか。

時々、自分を戒めチェックしては、あぁやめようと自分に語りかけてみる。

それでいいんだよ、それでいいのよ。私はいつでもあなたを好きだよ。

好きなように生きてごらん。

歩き始めたばかりでビクビクしながらワクワクしてる。

世界が新しい。