お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

受け止めてくれる場所

昨日、自分の机の椅子用のクッションを買った。

無印の机を買った時、予算的に椅子まで買えなくて、折りたたみのデッキチェアを使っているのだが、高さが机に合わなくて、低かった。座布団を重ねて置いてみてもやや、低いが、3枚重ねてしまうと高すぎる。座り心地も高さも合わないまま、肘をちょっと高めにしたままパソコンを打っていた。

一日中、机にいるわけでもないし。この前IKEAでくつろぎ用の椅子を買ったばかりなので、さらに椅子を買うのも気がひける。

自分に言い聞かせて我慢していた。

昨日、スーパーの二階で低反発の厚さが20センチくらいのクッションが置いてあった。どうして急にそう思ったのか、自分でもわからない。これ、買おう。あの椅子に。座布団二枚の代わりにこれを乗せたらちょうど良さそうだ。

そうだ。椅子を買うか、我慢するかしか発想がなかった。どうして思いつかなかったんだろう。間に合わせの古いせんべい座布団二枚の代わりに高さと座り心地のよくなるクッションを探せばよかったのだ。

1900円。これなら自分に買ってやろうって気になれる。

ドンピシャだった。

お尻を優しく受け止めつつ、机に肘を乗せるのにちょうどいい高さにおさまる。

嬉しくてずっと机に座っていた。本を広げてみたりする。

いそいそと、机周りに本棚をよせ、筆箱を置き、ラジオとスタンドを持ってくる。

あぁ。買ってよかった。

家事をやっては、座りに行く。なんにもしないで、机に向かってぼんやり過ごす。

その度にクッションはふんわり私を包んでくれる。

その、ふんわりが「お疲れ〜」と受け止めてくれてるようで、嬉しいのだ。

これで、この冬、楽しくなりそう。