お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

お中元

朝からお中元の品物を決めていた。今、9時、もうすでにどっと疲れている。

夫の会社は、そういうものは廃止なので、送る人数は少ない。私のお世話になった旧友も含めたった5人なのだけれど、いつも気合が入りすぎてなかなか決められない。

今年こそ、力を抜いてさっと決めよう。

いつもカタログが届いたときにそう心に誓うのだが、いざ、商品を眺めていると、いろんな思いが頭の中に浮かぶ。

あそこは、いつもお菓子にしていたから、今回も・・いや、まてよ、もう、お子さんも大きくなって、いつまでも甘いもので喜ばないかもしれない。むしろ、食べ盛りに突入してるはず。ハムと焼き豚とか、ハンバーグとか、食欲を満たすものがいいかな・・でも、できてるものって味の好みが合わないこともあるからなぁ・・野菜ジュースとビールの詰め合わせにしとくか・・無難すぎるかなぁ・・・。

あの方はいつもお野菜送ってくださるから。ご高齢だし、ちょっと奮発したいけど・・・粕漬け・・あ、魚、食べないんだった。ご飯が好きって言ってたけど、佃煮とかって食べるかなぁ・・これも好き好きだものなぁ。こういうのって、自分が好きなものを送ればいいってわけじゃないし。

5件、全部この調子で一回、決めたものをまた、やめて、とカタログをめくる。

息子が登校して行ってすく始めたのに、7時から9時。二時間、かかってしまった。

もう決めてしまったから、カタログは開かない。見ない。見たら、また迷うから。

どの商品を選んだところで、ドンピシャ喜ばれるものをお届けできることは難しい。それでも決めかねる。

なんとなくパパパパパパって決めたら、その心根ごと、相手の手元に届きそうで。

そうかと言って、あんまり思い入れを持ちすぎると、それも伝わって、あちらも「う、なんか、箱は軽いのに、何か、重い・・怨念が・・・」って感じるかもしれない。

次回こそ、さらっと、心を込め他ものを決めたい。