お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

音のない日曜日

結局、あれから猛烈な寒気とともに熱を出し、続きの漫画は断念。今日、這うようにして、痛い頭を抱えながら無念の返却に行く。

そういえば、高校三年の時、受験勉強に本格的に取り組んだ途端、やはり高熱を出し、一週間寝込んだことがあった。家族からは「体が本気で勉強を拒否したのだ」とからかわれ、馬鹿でもいいから、寝るようにと諭された。

あとちょっとというところで、ダウンして、仕方ないかとするこの、詰めの甘さは、いかにも私らしいなとおかしくなった。

 

帰宅して、食欲もないのでおせんべとチョコレートとみかんとお盆に乗せて、コーヒーと一緒にホットカーペットの上に置く。

放電の日が続いたので、今日はダラダラの日。

こういう気分の時に、外が雨というのは好きだ。家にこもりながら、しとしと濡れる庭が見える。ごろりとしながらテレビをつける。

しばらくすると、テレビの音も煩わしく、消す。

雨の音がもっと聞こえる。

最近、こういう音、聞いていなかったな。

目をつぶって、手足を伸ばし、仰向けになってじっとする。

いいな。今、幸せだ。

 

なぜだろう。刺激のない体力もない今日、満ちたりている。