お気楽日和

誰かに手紙を書く気持ちで、事件性のない平凡な毎日を切り取ってみようと思います。

朝の修行

今朝、なぜか4時に目が覚めてしまい、ここでもう一度寝ると、絶対起床時刻5時を寝過ごすと思い、起床。

下に降りていくと、恒例の息子、リビングごろ寝を確認。

どうしようかなぁ。ちょっと時間あるしなぁ。

思いつきで散歩に出ました。

家に着く、本の200メートル程手前で、なぜか、急に、急に、お手洗いに行きたい衝動が私を襲います。大きい方の・・・。やだっつ。こんなところで、恥をさらすことだけは、絶対にやだ!こんな、家のすぐ近くで、やらかしてしまうなんて、住んでられなくなるっ。

早朝といえど、ジョギングや犬の散歩をしている人たち、早めの出勤の人たち、まばらに通る道。

振動をお腹に伝わらないよう、時々、じっと立ち止まり、もう、泣きそう。

こういう時って、本当に頭はこのことだけですね。

もう、自分が役立たずだとか、不器用だとか、そんなこと、ぶっ飛びます。

必死に生きるって、ある意味、こういうこと?なんて、この極限でもバカなことを考える。

どうにかこうにか、何度も何度も立ち止まり、失態を犯すことなく、帰宅した時には、あまりの安堵に息子が遅刻するかどうかなんて、もう、そんなこたぁ、知ったこっちゃないといった心境でした。

本当に良かった。また一つ、地獄を乗り越えました。

病院でもらっているお薬は、時々、こういった、作用を仕掛けてきます。突然。

「また、一階で寝てしもうた・・・」

息子がバツ悪そうにお風呂から出てきました。

「昨日、あのまま寝ちゃったの?お風呂、入ったんだ。すぐ、ご飯になるからね」

人の心というものは、こんなものです。

意識の焦点がどこに向かっているかで、反応も感じ方も違う。

意識をどこに。それが、楽しく生きるコツなんだな。

朝の、時間にしてみたら、ほんのわずかな時間、10分。

人生を学びました。

寄り道

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母と別れてから、行くあてもないので、時間つぶしに新宿3丁目の無印良品を覗きました。

パイン材の机を買いたくて、ネットで下見をして、無印ネットスーパーのカートにまで入れているのですが、やっぱり、実際にサイズ感を確かめてからじゃないと不安なので、見に来ました。

あった、あった。これが未来の私の机か。

隣に、オーク材のもっと上等なのも並べて置いてあり、つい、こっちもいいかも・・と思いそうになる。

ダメダメ。予算は一万円以内。見ちゃダメ。

パイン材の机についていた椅子も座りごごちが良くてセットで欲しくなる。1万3千円。

ダメダメ。見たから欲しくなっただけ。最初、あったらいいな、欲しいな、と思ったものだけ、買いましょう。

腰掛けて、パイン材をさすっているうちに、愛着が湧いてきます。よしよし。やっぱりこれだ。ウチにおいで。

机の上に文庫本がカバーを取って、さらっと無造作に置かれているのも無印らしくて素敵。

これなら真似できる。私も机が届いたらこうしよう。

新宿無印の店内で、一人妄想に耽る時間。

 

帰宅して、早速手持ちの文庫本のカバーを取って、並べてみようとして、あ、と気がつきました。

ディスプレイのは全部同じ出版社のものだから、統一感があって綺麗なのです。私のは、ちぐはぐしているので、いまひとつ。

それに、もっと重大なこと。

カバーを取ってしまったらブックオフで売れない!

私は私の書斎を作りましょう。

ごめんね

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昨日、母と二人で父の叔母の法事に池袋のお寺まで行きました。

この写真はお寺さんの向かいにある、鬼子母神さん。

 

母と二人・・・。姉は仕事。他の親戚達も遠方のため内輪でということになりました。いくらなんでも、一人でお経を聴いて、一人でお塔婆担いで、お墓まいりさせるわけにはいきません。いくらなんでも。年寄り一人、図柄として、切ない。

午前中で終わるので、午後は友人と会う予定があると逃げました。

おそらく母は私とお寺さん近くのおしいしいお蕎麦屋さんで一緒に天麩羅蕎麦を食べ、そのあと、渋谷に流れて、デパートを覗いて、食品売り場でお惣菜を買って帰るつもりでいたと思います。

事前に、午後は用事を入れていいかな、と言うのは勇気と度胸がいりました。チクチク心も痛みます。でも、情けないけど、今の私はここまでがギリギリです。

後ろめたさもあるので、ゴシゴシお墓を磨きました。

 

ごめんね。お母さん。

ゆっくりいくから。待っててくれ。